
賃貸でも使えるDIY収納アイデア|穴を開けずに快適空間を
賃貸住宅に住んでいると、「壁に穴を開けられない」「原状回復が必要」といった制約の中で収納を工夫する必要があります。けれども、近年では“原状回復OK”なDIYアイテムも増えており、賃貸でも十分に快適な収納空間をつくることができます。この記事では、賃貸でも実践しやすい収納アイデアと、おすすめのアイテムを紹介します。
基本の考え方:壁を傷つけない工夫
賃貸で収納を増やすには、壁を傷つけずに取り付けられるアイテムを選ぶのが鉄則です。たとえば、突っ張り棒や粘着フック、マグネット、ディアウォールなどは工具いらずで簡単に設置でき、取り外しも可能。こうしたアイテムを活用することで、収納スペースを“増やす”ことができます。
リビング・キッチンの収納アイデア
突っ張り棒とワイヤーネットを組み合わせれば、調味料やキッチン小物の吊り下げ収納に便利です。また、テレビ周りには低めのラックを並べて“見せる収納”を意識すると空間に広がりが生まれます。マグネット式のラックを冷蔵庫や金属製の棚に付けるだけで、追加の収納スペースが完成します。
玄関や洗面所にも応用可能
狭くて収納が限られる玄関や洗面所にもDIYの工夫が活きます。玄関には、突っ張り棒を縦に2本立ててシューズラックを作る方法や、スリッパや傘を壁掛け収納にするアイデアもおすすめです。洗面所では、洗剤やタオルを置ける突っ張り棚を設置すると、デッドスペースを有効活用できます。
ディアウォールで本格収納
「ディアウォール」とは、2×4材と専用アタッチメントを使い、壁や床を傷つけずに柱を設置できるDIYアイテムです。これを使えば、棚やハンガーラックを自在に取り付けることが可能になります。賃貸住宅でも、壁面収納や仕切りのような構造物を実現できるので、より本格的なインテリアにも挑戦できます。
収納力とインテリア性の両立を
収納は機能だけでなく、見た目の美しさも意識したいところ。統一感のある色や素材のアイテムを選んだり、見せたくない部分には布やカーテンで目隠しをしたりと、インテリア性を高める工夫も取り入れてみましょう。特にワンルームや1Kでは、生活感を抑えることで空間全体がすっきり見えます。
まとめ
賃貸住宅でも工夫次第で収納の幅は大きく広がります。突っ張り棒、粘着フック、ディアウォールといった“原状回復OK”なアイテムを活用しながら、自分の生活動線やライフスタイルに合った収納空間をつくることができます。今あるスペースを見直して、使いやすくて美しい住まいを目指してみましょう。