
家族で見直したい!防災アイテムの基本チェック
地震、台風、豪雨……自然災害が頻発する今、防災アイテムの備えは「あるかどうか」だけでなく「本当に使えるか」「今の生活に合っているか」が問われています。この記事では、防災用品の基本と、家庭ごとに見直しておきたいポイントを解説します。
非常用持ち出し袋は“現実的な中身”で
非常持ち出し袋には、最低3日分の食料や水、衛生用品、簡易トイレなどが推奨されていますが、実際の生活や避難所の状況を想像して準備することが大切です。乳幼児がいればオムツやミルク、ペットがいればフードやトイレシートなども忘れずに。
また、持ち運びやすい防災ラジオや多機能ライトなど、停電時でも安心できる電源不要のアイテムも見直しておきましょう。マンションや集合住宅の場合は、エレベーターが使えないこともあるため、階段の移動を想定した簡易キャリーや荷物の分別も事前に準備しておくと安心です。
定期的なチェックと入れ替えを習慣に
非常食や電池などの消耗品には使用期限があります。半年〜1年ごとに点検をし、期限が近いものは普段の食事に活用する「ローリングストック」を取り入れるのがおすすめです。季節や家族構成に応じて、内容を見直すことも忘れずに。
また、家族全員がスマートフォンを使っている場合は、災害用伝言板アプリの使い方や、避難所の場所をGoogleマップに事前登録しておくことも有効です。SNSを通じた情報収集や、複数手段での連絡手段の確保も忘れずに。
日々の生活では意識しづらいかもしれませんが、防災意識を持つことは「万が一」だけでなく、普段の暮らしをより安全に、安心して過ごすことにもつながります。特別なことではなく、生活の一部として備えるという意識を持ち、できることから少しずつ始めてみてください。