
部屋づくりが楽しくなる!インテリアの基本ルール
インテリアに興味はあるけど、何から始めたらいいかわからない。そんな悩みを持っている人は少なくありません。おしゃれな部屋は「センス」よりも「ルール」を知ることで誰でも実現できます。この記事では、部屋づくりの基本的な考え方から、実践しやすいテクニックまでを紹介します。
テーマとテイストを決める
まず大切なのは「どんな雰囲気の部屋にしたいか」を明確にすること。ナチュラル、モダン、北欧風、インダストリアルなど、好みに合ったテイストをひとつ決めておくと、家具や雑貨選びのブレが減ります。
InstagramやPinterestでお気に入りの部屋を集めてみるのもおすすめ。なんとなくでも「こんな部屋が好き」というイメージを可視化しておくことで、方向性が定まりやすくなります。
配色のバランスは3色が基本
色選びに迷ったら、「ベースカラー70%、メインカラー25%、アクセントカラー5%」の法則を意識しましょう。白やベージュなどの落ち着いた色をベースに、家具などでメインカラーを取り入れ、クッションや小物などでアクセントを加えると全体がまとまります。
色のトーン(明るさや鮮やかさ)をそろえることで、同系色でも統一感のある空間になります。カラフルにしすぎず、あえて抑えることで洗練された印象に。
動線と家具配置に気を配る
インテリアは見た目だけでなく、使いやすさも大切。日々の暮らしの中で「人が通るルート=動線」を妨げない配置が理想です。ドアの開閉や出入りのしやすさ、窓際へのアクセスなどを考慮して家具をレイアウトしましょう。
家具を壁に沿わせるのではなく、空間を仕切るように配置する「ゾーニング」も有効です。リビングとワークスペースなど、機能を分けることでメリハリのある空間に仕上がります。
照明を変えるだけで空間が変わる
照明は部屋の印象を大きく左右します。天井のシーリングライトだけでなく、間接照明やフロアライトを組み合わせると、奥行きと温かみのある雰囲気が演出できます。
電球色・昼白色など、色温度を使い分けることで時間帯や目的に合わせた空間づくりが可能になります。夜は柔らかい光でくつろぎ、朝は明るい光でシャキッと目覚められるように整えてみましょう。
飾りすぎない「引き算の美学」
ついお気に入りの雑貨やポスターをたくさん飾りたくなりますが、大切なのは「飾らない余白」。視線が落ち着く空間には、適度な抜け感が必要です。家具やデコレーションの数を絞り込むことで、ひとつひとつのアイテムが引き立ちます。
月に一度、部屋の写真を撮って客観的に見直してみるのもおすすめ。思ったよりモノが多く見えることもあります。
まとめ
インテリアの基本は、「自分が心地よいと思える空間をつくること」。見た目の美しさだけでなく、暮らしやすさとのバランスを大切にしながら、少しずつ理想の部屋に近づけていきましょう。
最初から完璧を目指す必要はありません。季節や気分に合わせて少しずつ模様替えを楽しむくらいの気持ちで、自分らしい空間を育てていくプロセスそのものがインテリアの魅力です。